創業10周年まで、あと1ヶ月
活版印刷という言葉が日常から遠くなって久しいですが、ほんの少し昔までは世界各国で活躍していたポピュラーな印刷技術です。
教育や医療技術の発達、文化や歴史の保存など、人々の生活と共に印刷技術も進化していきました。
木の板に文章や絵を彫りこみ、塗料を合わせて印刷物を量産する木版が中国より広く伝わり、そこから長い時間を経た後、ヨーロッパにて金属製の活版印刷機械が発明されました。
インクジェットやドットインパクトなどのデジタルプリンタが一般家庭に流通し、印刷業界がオフセット印刷を主力にするまで、人の暮らしと共にあった活版印刷。
存在感のある鋼鉄の機械から大きな音を立てながら出力される小さな紙の一枚一枚に、普通の印刷では表現出来ない独特の温かみを感じ取り、アナログ技術の表現を愛好する人は数多くいます。
弊社の久保田代表も、活版印刷の魅力に気が付いたファンの一人。
Instagramで公開される数々の作品を眺めながら、その重厚な表現に憧れを募らせていたようです。
そうした日々のなか、この度NineGroupは10周年を記念し、特別な名刺を制作することになりました。
以前より久保田代表が「日本一の活版印刷会社だ!」と惚れ込み憧れていた、大阪の福島区にある「明晃印刷株式会社」に依頼することにしました。
明晃印刷株式会社は、活版印刷を専門に70年の歴史を有する老舗の印刷会社です。
そこで稼働しているのは西ドイツの老舗印刷機メーカー、ハイデルブルグの社名を一躍有名にしたプラテンという印刷機械です。
1960年代の機械ですが、洗練された全自動システムによる効率的かつ、精度の高い印刷品質はリリースから60年以上を経た現在でもその威力を落としません。
実際に駆動する様子を見学に行きましたが、まるで小さな機関車を見ているようでした。
20トン近い圧力でプレスされ、金色の箔が印字されていく工程は圧巻です。
名刺が出来上がり、現物が届くのが待ち遠しいです。
憧れの明晃印刷に関われた喜びと、感謝を込めて。
Thank you for Meiko Letterpress Printing Co., Ltd.
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